のぼり旗の効果は、やはり「集客力」の高さにあらわれます。
よく調べてみると、のぼりを見て店にやってくる人の半数近くの人が、文字を読んだのは、店に向かった(到着した)あとだったと答えます。
描いてある文字も読まずに、どうして客はやってくるのでしょう?それはのぼりそのものに、店の印象やメッゼージが反映されているからなのです。
例えば、のぼりが最も強く訴える事それは「この店に来てください!」という事です。
ですから、発見と同時に歓迎されているような気持になり、なぜかその店に行きたくなってしまうのです。
それから、風に揺らめくことにも効果はあります。
あのようにゆらゆらと動くものを、私達は動体視力をもってとらえます。
つまり、野生の本能で、「あれはなんだ?」と思ってしまうのです。
そして、そこに情報が記されているようであれば、読みづらければ読みづらいほど、目を凝らしてしまうのです。
「おは○うござい○す」この文字を読んで、ついつい○に入る文字を決めてしまうのと同じです。
「おはようございます」とかいてあれば通り過ぎるのに、謎を見つけて集中して読んでしまうのです。
あの風の揺らめきには、そんな効果もあるのです。
のぼりが、強い「目を奪う力」を持っているとお話ししましたが、それは、同時に宣伝や集客の目的とは逆の効果を生んでしまう場合もあるのです。
しかも、強烈に。
もしも、いまから入ろうとする店の前に、油だらけで、黒ずんで、真冬にもかかわらず「冷やし中華」と書かれたボロボロののぼりが、乱雑に立てかけてあったらどう思いますか?最初に思う事はたぶん「この店、本当に営業しているのかな?」ではないでしょうか。
これが、壁に描かれた看板だったら、そうは思わないのです。
「年季が入っているな」とか、「味があるな」とか、思う人もいるかもしれません。
しかし最も多いのは、「看板には気が付かない」という人なのです。
なぜこんなにも差が出るのでしょう。
それはやはり、のぼりがそれだけ強い印象を人に与えるものだからです。
さきほど、『のぼりがはためいている姿を見て最初に思う事は「この店に来てください」という事です』と言いましたが、それは、元気よくはためいている場合です。
薄汚れた状態で、人に与える印象というのは、「気遣いの無い、不潔な、無愛想な、営業努力を一切しない、サービスの無い、最低な店」につきます。
気をつけましょう。